季節の花と共に

01,9,16〜30

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イチジク 01,9,30(Sun)
無花果(イチジク)は私の住む地域の特産品で、出荷する農家が多い。字の通り、花はないらしい。登りやすい木で、子供のころ登って実を採った事を思い出し、懐かしさが先に立つ。ちぎると白い汁が出て、それが口角につくと切れて痛くなった。果物にしては珍しくカルシュウムがあるというので、健康食品にのように言われている。

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シロハギ 01,9,29(Sat)
赤い萩の代わりに友人の家で白萩に出会えた。こぼれるように咲く萩の白さは純白で輝くようだった。華やかな花ではないのに、人をひきつける魅力があるようで「萩の寺」と呼ばれている寺が多い事からも、好まれている事がよくわかる。奈良・新薬師寺の境内や、白毫寺(びゃくごうじ)の山門に通じる石段の脇に咲く萩を見たいと思っている。

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オクラ 01,9,28(Fri)
スーパーの野菜売り場に並んでいるオクラの花が、こんなに可愛い事を知らない人も多いかもしれない。実は私も4〜5年前まで知らなかった。菜園を作っている友人から苗を貰って、プランターで育てた時初めて見た。このはかなげな色合いがなんとも可愛くて嬉しかったことをよく覚えている。食用の実は切り口が5角の星形で粘り気があり栄養満点。

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ミソハギ 01,9,27(Thu)
家の近くに萩の名所があり、昨日デジカメを持って出掛けたが遅かった!もう撮れる様な状態ではなかった。毎日気にかかりながら出掛けなかった事が悔やまれる。これは静岡駅前の、徳川慶喜が愛した東海の名園と言われる浮月楼(ふげつろう)にあったもので、ミズハギ(水萩?)と教えて頂いた。自分では確認できていないので、どなたかわかれば教えて下さい。後日これは『禊(みそぎ)はぎ」に由来するミソハギと分かった。

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ハナトラノオ 01,9,26(Wed)
花虎尾(ハナトラノオ)とはナント無粋な名前。見方によっては藤が逆さまに生えてるように見えて、群生していると思わず見とれるほど、キレイな花なのに。虎の尾の形にちなんだ植物は姫虎尾(ヒメトラノオ)、虎尾羊歯(トラノオシダ)などがあるが、ところで虎のシッポはどんな形?と疑問がわく。

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ルコウソウ 01,9,25(Tue)
この花が朝鮮朝顔だと思っていたら、朝鮮朝顔はエンジェル・トランペットだという。それではこれは何かしらとずっと悩んでいた時、植物図鑑の中で発見、留紅草(ルコウソウ)というつる草だと知って、肩の荷が下りた様にホッとした。赤い星形の花と細く切れた濃い緑の葉の対比がはっきりしていて、魅力的な花。

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スイレン 01,9,24(Mon)
モネの絵を彷彿とさせる睡蓮(スイレン)。絵心のある人が見れば、いかにも描きたくなる素材だと思う。普通、池などで咲くのは7,8月頃だが、これは温室の中。伊豆洋蘭パークにあったものなので、年中咲いているかもしれない。左奥の葉の上に賽銭のようにコインが投げ入れられているのは、またここを訪れたいとの願いをこめて投げこむらしい。

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デュランタの実 01,9,23(Sun)
9月9日に登場させたデュランタ、あの時は名も分からず奈良の街角で撮って来たが、その後、あちこちでよく目に入るようになった。友人のお宅で咲いているのを見つけて「デュランタね」と言ったら「宝塚よ」と返事が返ってきてビックリ!「ほら実がついてる」と持ち上げて見せて頂いたのを撮った。調べてみたらデュランタ、宝塚、デュランタ宝塚、どれも正解らしい。

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スイフヨウ 01,9,22(Sat)
立ち寄ったドライブインの隅に咲いているのを見つけた友人が、酔芙蓉(スイフヨウ)だと教えてくれた。慌てなくてもいいのに、デジカメを持って駆け出していた。午前中だったので花の中心がほんのり赤くなりだしたところだったが、そばの赤いつぼみのように見えるのは昨日咲いて閉じたもの。ピンク色にどんどん染まっていくよ、とそばにいた方が教えてくれた。

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コエビソウ 01,9,21(Fri)
ベロペローネ、和名小海老草(コエビソウ)。花の名前の付け方には、見た目の姿形、外国名の翻訳、土地の名前をかぶせたものなどがあるが、これはまさに見た目そのままの名前。英名も小海老のシュリンプ・プランツだと知った時「やっぱり!」とちょっとした満足感を味わった。先端の白い部分が花、うろこのように重なった赤いところは花を包む葉の一種。

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トレニア 01,9,20(Thu)
名前は知らなかったのに、公園の花壇などでよく見かけて、ずっと興味を持っていた花、トレニア。どうして興味を持ったか?それはもちろんウルトラマンに似ているから。青紫と白のトレニアではなく、ピンクと白のものでないとウルトラマンにならない。真ん中の黄色い部分が可愛い。

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ヒガンバナ 01,9,19(Wed)
彼岸の入りの明日を待たずに咲き出した彼岸花。曼珠沙華(マンジュシャゲ)とも呼ばれ、高貴な雰囲気を感じるが、母に教わった別名の舌曲がりは、花びらの形を表現しているのか、それとも球根の持つ毒で舌が曲がる事を言うのか?それに、この呼び名を知っている人はいるかしら?と、ふと思う。土手や田の畦道に群生するが、これはお寺への道しるべのように咲いていて、赤と緑のコントラストが可愛かった。

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センニチコウ 01,9,18(Tue)
8月に百日紅を載せたが、これはもっと長く色があせない花、千日紅。なぜかずっと、この花は仏様にお供えする花と思っていた。仏壇の中で、いつまでも赤く咲き続けていたからそう思ったのだろう。ドライフラワーにしてもきれいな赤さを残したまま乾燥する。友達の家の庭に、ピンクと白のぼかしになったものもあって可愛かったが、やはり赤いのがこの花らしい。

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アメリカンブルー 01,9,17(Mon)
9月になっても、水さえ切らさずにいればまったく平気で咲いていて、花の時期が6〜11月と長く、さわやかな青紫色の花。アメリカンブルーと言う名前はどうしてアメリカンなのか?アメリカ産の花とも、ブラジル産とも言われ、とにかく寒さには弱いそうだ。2年前、冬を越させるのに外に置いたままだったので、春になっても新芽がまったく出ず、屋外では無理だったと、今更ながら後悔している。

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ガーベラ 01,9,16(Sun)
ガーベラはよく花束の中に入れられるが、水揚げがうまく行かないとすぐにクタッとお辞儀してしまう。小学校の時、この花を包んで学校へ持って行ったのに、途中で抜け落ちたらしく、教室に着いた時には1輪しか入っていなかった。探しに戻ろうかと思ったほど悲しくて、今でもガーベラを見ると、ちょっと胸が痛む。