季節の花と共に

02,5,16〜31

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箱根空木(ハコネウツギ) 02,5,31(Fri)
白、桃、赤と3色混じって咲くのがとても印象的で昔から好きな花。名前を「うのはな」だと思っていたがそれは空木(ウツギ)のことで、このハコネウツギのことではなかった。掲載していると一つずつ名前を覚えられて楽しい。こんなにきれいな花を咲かせる木が海岸で防風、防潮樹として活躍しているというのは何とも健気に思えてしまう。


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立葵(タチアオイ) 02,5,30(Thu)
タチアオイの英名「ホリホック」を今まで一度も聞いたことがなかったので、一般的に知られていることに驚いた。八重のものや色もピンク、白、紫、赤、淡黄などがあり、花びらがペーパーフラワーのようにひだが入っていてとてもきれいなのに、どこか垢抜けないところがあるように思える。道端、畑の脇などに何気なく咲いているのをよく見かけるが、この写真も田植えをしたばかりの田んぼの脇に咲いていた。そういう所で咲いているのを見ている為、都会的ではないイメージができてしまったのかな。


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ニセアカシア 02,5,29(Wed)
針槐(ハリエンジュ)とも言いアカシアとも呼ばれる。藤や葡萄のように見える花からは甘くて蜂が寄ってくるような香りがするそうだが、この写真を撮った日は雨だったので、香りを感じれなかったのが残念。3月12日に載せたギンヨウアカシアが通常、アカシアと呼ばれるものだが、このニセアカシアもそう呼ばれることもある。山歩きをしている時にでも、香りの良いこの木に出会ってみたい。


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サクランボ 02,5,28(Tue)
花を楽しんだ後に、こんなにたわわに実をつけてくれると嬉しいものだ。5月22日に載せた梅、アンズの花でうまっていた更埴市のアンズの実、小布施の友人が育てているりんごや葡萄・・・実のつく木がたくさんある中でも、サクランボほど可愛くて人に愛されている実もないのではないか。ドイツへ旅行したときチェリーを何度も買って食べたその味が旅の思い出と一緒になっている。


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アガパンサス 02,5,27(Mon)
モネの絵「睡蓮」の中にアガパンサスを描いたものがあった。モネは睡蓮や柳と共にアガパンサスにも思い入れがあったようで池の前面に描いている。白やもっと紫っぽいのもあって、ギリシャ語で「可愛い花」を意味する名前からしても初夏を代表するようなさわやかさと可憐さで魅了される。1個1個の花が小さいユリの形をしているのも可愛い。


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庭藤(ニワフジ) 02,5,26(Sun)
先日伊丹市の荒牧バラ園で、華やかなバラの中にそっと咲いていた庭藤がとても可憐に見えた。藤棚から下がる藤とは違って、地表にどんどん広がり上向きに花が咲く。白い花もあり茶花にも向くような優しい風情。毎日花を掲載していると、今まで知らなかった花にも目が向くようになり、どんな植物にも興味と慈しむ気持ちで接することが出来るようになった気がする。


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花でまり 02,5,25(Sat)
数年前友人が赤の花でまりを畑一杯に咲いたのを見せてくれた時、あまりの可愛さに感動した。その名のとおり丸く手まりのような花と濃い緑の葉の対比が見事だった。その後ピンク、白、紫もあることを知って、それぞれの色をグラウンドカバーとして使った花壇を見たいと思っているが、まだ見たことがない。挿し芽で簡単につき、どんどん横へ広がって増えるし、長く咲き続けて楽しませてくれるので、もう一度挿し芽から育ててみたい。


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ブラシノキ 02,5,24(Fri)
小さい花が咲くが開花後すぐに散ってしまい、赤いブラシのように見えているところが長い雄しべなので、学名は「美しい雄しべ」と呼ばれているそうだ。英名もボトル・ブラッシュで「ビン洗い」の意味。この姿からはどうしてもビンを洗うための柄のついたブラシを想像しないではいられない。オーストラリアへ旅行した時に、街路樹として植えられているのをたくさん見て、初めて見る木でしかも鮮やかに目立っていたので、私の中でオーストラリアの木になっている。


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アルストロメリア 02,5,23(Thu)
蘭のような華やかさがあるのにどこか弱々しくも優しくも見える花、アルストロメリア。和名がユリズイセンと言うのも見た目から納得の名前。ピンク、黄、赤、白など色が豊富にあるので花束の中の彩りにもよく使われる。アルメリアという別の花もあり、これは「アルメニアかな?」と思っていたがそれは国の名前だった。間違って覚えたりどうしても覚えられない名前もある。


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梅の実 02,5,22(Wed)
もうこんなに大きく実っている。青梅は梅ジュース、梅酒、梅の砂糖漬けなどにされ、黄色く熟したものは梅干に漬けられる。梅は香りのよい花だが実も独特のよい香りがして、特に梅ジュースや梅酒は梅の芳香を楽しむ人も多い。私はにとっては健康食品のイメージの強い梅なので、実をつけているのを見た時とてもさわやかな印象だったが、梅から梅雨(つゆ)を連想してもうすぐじめじめしたシーズンがやってくる、と思われた方もいるかもしれない。


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カルセオラリア 02,5,21(Tue)
このような黄色か真っ赤で目のさめるようなはっきりした色の花、カルセオラリア。その上、食虫植物のような独特な形で赤い斑点のついたのもあって可愛いとは言いがたいが、花壇に植えられているととても映えて周りの花を引き立てている。和名は形が巾着に似ている事から巾着草と言われるが、巾着を知らない若い人には「巾着草」と言うよりも「豹柄の花」と思われるかもしれない。


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バラ・ブルーバユー 02,5,20(Mon)
薄紫のバラというのは何とも言えない優しさと高貴な雰囲気があり、とても心惹かれる。珍しい色だと思っていたら意外とこの色のバラもあるようだ。18日にも書いたバラ作りをしている友人にメールで写真を送ったら、名前を「ブルーバユーかしら」と教えてくれた。彼女の丹精したバラを私は何も手伝わずに堪能させてもらったのに、彼女はこれから秋咲きのバラまで半年間の手入れが始まる。「明日からは花ガラ摘み」とメールが来ていた。


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エゴノキ 02,5,19(Sun)
枝と言う枝の先一杯に白い花が下を向いて咲き、その花がすでに散っていて木の根元を真白に覆っていた。小さくて白い花の中心にある黄色いオシベやメシベが、花の可愛さを増幅している。高い木に咲いている花を撮ろうとすると、どうしても逆光になってしまいうまく撮れない。その反面、新緑を通して頭の上に落ちてくる光は、心休まる色合いで優しい気持ちにさせてくれる。さくらんぼうのような実がつくのももうすぐだ。


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バラ・ジョナサン 02,5,18(Sat)
すべてのバラが昨日のスズランとは対照的で華やかで見るものを圧倒する。その上、見た目の美しさだけではなく枝にはきついとげがあり、自分自身のガードも怠りない。これは可憐な一重のバラで華やかさの中に優しさがあり心が癒される。伊丹市荒牧バラ園の何百種もあるバラの中でもとても心惹かれるバラの一つだった。庭一杯にバラを丹精こめて育てている友人がこの苗木を買ったので、来年には彼女の庭にもこの美しい姿が再現されるかもしれない。


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鈴蘭(スズラン) 02,5,17(Fri)
スズランは清楚、可憐、控えめと表現するにふさわしく、誰からも愛される花だと思う。ピンクや八重咲きもあるようだが、スズランのイメージは白の一重しかない。鈴を重ねた蘭のように見えることから名が付いているが、別名の君影草(キミカゲソウ)と言うのもロマンチックだ。昨日のラベンダー同様、香りのいいことも好まれる一因だろう。友人のご主人が毎年うまく咲かせているが、今年は花数が少ないと嘆いて見えた。これは先日出かけた高山の上一ノ町で見かけたもの。花をはさんで地元の人と話が弾んだ。


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ラベンダー 02,5,16(Thu)
 ラベンダーは香りの花の代表のように言われて、万人に好まれる香りを持っている。ハーブの仲間で、芳香は入浴剤、ドライフラワ−、ポプリなどに使われ、鎮痛や精神安定に効果がある。色も代表的な紫のほかに白やピンクもあり、四季咲きのもあって種類も豊富。北海道の富良野のラベンダー畑に憧れる人も多いと思うが最近は各地にそのようなのが出来ているので花と香りを身近で楽しめそう。私はポプリを枕の中に入れている。そのせいで熟睡できているのかは不明だけど、好きな香りは心を癒してくれる。