季節の花と共に


01.11.16〜11.30

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クヌギの実  01,11,30(Fri)
落ち葉を踏みしめながら、下を見ると可愛い帽子をかぶったクヌギの実。その時はクヌギとは知らず、シイの実かナラの実かと、適当に思っていたが、それを調べている時に思わぬ事が分かった。今までどんぐりの木というものがあると思っていたら、どんぐりはクヌギ、ナラ、カシなどの帽子のような殻をつけた硬い実の総称だった。誰でも知っている事かも知れないが、きっと私のようにどんぐりの木があると思っている人もいそうな気がする。


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イソギク  01,11,29(Thu)
磯菊(イソギク)の名の通り、海岸の岩の所に生えるようで、海の青さと黄色のコントラストが美しいだろう、と想像できる。キクの仲間と言われても、そうかな?と思ってしまうのは、花びらがなくてキクの中心部分だけが残っているように見えるから。アザミも花びらのないような花だが、それとは違いとげとげしくなく、ふわっとしている。葉も裏に白い毛が密生し表も白く縁取っていて、触ると優しい気持ちになれる。


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パンパスグラス  01,11,28(Wed)
このススキの親分のような植物を初めて見たのは、JR高島屋12階の室内ガーデン。真近に見ると本当に大きい。3メートルくらいもありそうだった。原産地南米アルゼンチンの大草原パンパスに、この巨大ススキが群生して風にそよいでいたら、壮観だろうと想像する。これは植物園に植えられていたもので、遠くからも銀白色に輝いて見えた。


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五色トウガラシ  01,11,27(Tue)
1本の茎から白、黄、橙、赤、紫と果実が熟す程度により色変わりに実っている。この写真でも白はないけど確かに4色は見える。11月では最初の色の白はもうすでに黄色くなっているようだ。観賞用のトウガラシは他に、もっと丸いのやトウガラシに近い細長いのも見かけるけど、どれもきっと食べれないんだろな〜、といつも思ってしまう。こんなきれいな色をしているものを、食べれるかどうかと考える方がまちがっている?


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センダングサ  01,11,26(Mon)
オナモミと同様引っ付き虫の仲間。これのトゲは引っ付く、と言うよりひっかかる。人の服に、動物の毛に、何にでもひっかっかて繁殖していく。子供の頃から見慣れた草のほとんどの名前を知らない。「名もない」ではなく「名も知らない」草の名前を図鑑で調べて見つけると、私と草の間に新しく交流が生まれたようで新鮮な気持ちで接っする事が出来る。栴檀草(センダングサ)という名前は見かけより素敵で良かった。


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ハナミズキの新芽  01,11,25(Sun)
11月18日にハナミズキの実を掲載したのを見た友人が「新芽が出ているよ」と送ってくれた。こんなに可愛い新芽をつけて冬の寒さを忍び、春を待つのかと思うといとおしくなる。葉も見事に紅葉して美しい。今日、名古屋の白川公園で真っ赤に紅葉した葉の中に、もっと真っ赤な実をたくさんつけて、新芽も付けているハナミズキを見つけた。側まで近づく事が出来ず写真を撮れなかったが、偶然見れただけでも嬉しかった。


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ゼラニューム  01,11,24(Sat)
まだあまり花を育てた事がない時に「これは育てるのも手入れも楽よ」と花作りのベテランが教えてくれた。確かに挿し木で簡単に増やせるし、水も乾いてからやればいので私でも枯らさずに育てられた。その上春から秋まで長い期間咲いてくれる。ヨーロッパへ旅行すると至る所の窓辺や花壇をこの花が飾っていて、街を花で美しくすることの大切さを教えてくれた。葉に独特の匂いがあり、嫌う人もいるが私はこの匂いが嫌ではない。


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キバナマーガレット 01,11,23(Fri)
キバナコスモスを掲載した事があるが、マーガレットにもキバナがあり、たまにピンクも見かける。普通、マーガレットは清楚なイメージの白の印象が強いが、最近このキバナの種類を良く見かける。この花が群生していると、のどかな雰囲気をかもし出すのは、コスモスや朝顔などと共通した懐かしさから来るものなのか。和名は木春菊(モクシュンギク)。


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ウコン 01,11,22(Thu)
普通温室で育てるらしいが、露地の畑で育てているのを見つけ、名前を尋ねてウコンと教えて頂いた。カレーに入れるターメリックの原料のウコンだと思うと嬉しくなって写真を撮った。たくあんの色付けにも使うはず。11月10日に綿の実を載せた時書いた、機織りをしている友人は糸を染めるのに自然の物だけにこだわっているので、このウコンも染料として使っている。根に黄色の色素が含まれているそうだ。


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オナモミ 01,11,21(Wed)
子供の頃、勲章のように胸にくっつけたり、ぶっつけあって遊んだハリネズミのようなオナモミ。昔はどこにでも原っぱがあって、その中に入って行くといろいろな草の実が服にくっついて、家へ帰る前に取るのに一苦労した。くっつく草の実を一様に「ひっ付き虫」と呼んだが、中でもオナモミだけは捨てずにポケットへ入れて持って帰って、ポケットの中で干からびさせた。


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ヒイラギモクセイ 01,11,20(Tue)
実の付いた木は目に止まるが、花の咲いた時期に気が付かない事が多い。ピラカンサ、サンショウ、マンリョウ、センリョウ・・・どれも花の時期に気がついたことがない。最近そのことが気になっていたので、これを見た時、写真を撮っておこうとすぐに思った。持ち主のおじさんは「ヒイラギ」と教えてくれたが、葉の形が違うので調べて見た。ヒイラギと銀モクセイの雑種の柊木犀(ヒイラギモクセイ)だと思う。これは実をつけない様だが、真っ赤な実をつける西洋ヒイラギを見てみたいと思っている。


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ネムノキ 01,11,19(Mon)
「ねんねの ねむの木 ねむりの木 そーっとゆすった その枝に 遠い昔の 夜の調べ」と美智子皇后の作詞「ねむの木の子守唄」で歌われているネムノキは、夜には葉が眠ったように閉じる。触ると葉が折りたたまれてしまうオジギソウとよく似ている。ブラシのような赤い花は、葉の緑とのコントラストが可愛い。


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ハナミズキの実 01,11,18(Sun)
もうすでに赤く紅葉し、落葉している花水木の多い中で、友人の家の木はまだこんなに多くの実をつけている。これは白の花を咲かせる木で、同じ庭にはピンクの花をつける花水木もあったが、それには全く実がついていなかった。2週間前も同じ実を撮ったのに、私のミスで消してしまい、もう一度訪ねて撮らせて貰った。これまで花水木に実がつくことを知らなかったので、実を一杯つけているのを見て何だか嬉しい。


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フジバカマ 01,11,17(Sat)
秋の七草の一つフジバカマの群生を自転車で走っていた時見つけ、行き過ぎてから慌てて戻った。お寺の境内に群生する萩、穂を白く開いて今を盛りに風に揺れているすすき、花壇にも植えられている桔梗、ナデシコ、姿勢良く真っ直ぐに黄色い花をつけて秋の到来を知らせるオミナエシなどははよく見かける。七草の中でフジバカマや葛を見かけるチャンスがないと思っていた時に、近所で出会ったので驚いた。


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風船唐綿の種 01,11,16(Fri)
10月29日に風船唐綿を載せた時「風船の中は綿のようなものが種を包んでいるそうなので、しばらくしたら見に行こうと思う。」と書いたので見に行ってきた。確かに綿のような繊維の先に種が付いていて、ちょっと手から離すとタンポポの種のようにフワフワと飛んでいく。そうやって、ここ数年の間に各地に増えたのかもしれない。綿の実を糸にしている友人に見せたが、これは繊維にはならないようだ。