季節の花と共に

01,10,1〜15

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セイタカアワダチソウ 01,10,15(Mon)
背高泡立草(セイタカアワダチソウ)、一昔前は喘息や花粉症のようなアレルギーの元凶と言われたが、最近言われなくなった。この花をブタクサだという友人がいたが、ブタクサは本当のアレルギー源の一つ。野原を占拠してしまうほど勢いが強かったり、背が2m以上もあり、威圧感から誤解されたのかもしれない。茎を乾燥させスダレを作って売る業者がいて、邪魔者扱いされている植物をうまく利用したとテレビ番組で褒めていた。

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シュウメイギク 01,10,14(Sun)
秋明菊(シュウメイギク)は別名貴船菊(キフネギク)といわれて名前に菊が付いているのに、菊ではなくアネモネの仲間。茶花として使われることもある楚々とした風情が可愛い花。この写真は友人がメールで送ってくれたもの。こんな風に秋明菊が群生しているのを見たことが無いので受信した時は本当に嬉しかった。

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ススキ 01,10,13(Sat)
娘が奈良県曽爾(そに)村の曽爾高原へ行ってきた。一面がススキでハイキングに良い所らしい。数年前、箱根仙石原のススキが原へ行った時足を捻挫していて思うように歩けず残念だった。その時の第一印象は「ここは木枯紋次郎の世界」。今にも紋次郎が口に竹串をくわえて、颯爽と歩いて来るような気がした。ススキは風を呼ぶ植物のようだ。

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ホテイアオイ上にオンブバッタ  01,10,12(Fri)
9月11日に、ホテイアオイが紫の花を池一面に咲かせているのをここに載せたが、ホテイアオイの葉の上にオンブバッタが乗っていた。まるで保護色のように葉と全く同じ色をしていたので、見落としそうだったが、見つけた時は感動した。生きとし生けるもの皆仲間という感じがする。

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ノボタン 01,10,11(Thu)
花がビロードのようで葉には細かい毛が密生しているノボタンを見ると、触らなくても何か独特の質感を感じてしまう。普通1m位の高さの木なのに、撮ったこの木は2mくらいもあって、思わず見上げてしまった。木全体を撮ろうかと思ったが、花が可愛いのでやはり花中心の写真になった。いつも花をクローズアップしてやりたくなる。

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ムラサキシキブ 01,10,10(Wed)
瀬戸内寂聴の現代語訳「源氏物語」がベストセラーになり、吉永小百合が紫式部の役をする映画が作られている。千年も前の恋愛小説が現代にそのまま通用しているようだ。花の紫式部(ムラサキシキブ)は小さい紫色の粒が寄り集まっているのが可愛くて、花瓶にちょっと生けてみたくなる。初夏に淡紫の花を付けるらしいが、見たことが無い。葉が枯れても実だけは長く楽しめる。

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ナスビ 01,10,9(Tue)、
これは茄子の花。ナス、ナスビ、どっちでも呼ばれていると思うが、土地によって違いがあるのかしら?花がなんともいえない、いい色の濃い紫、花芯の黄色と引き立てあっている。英名の eggplant (エッグプラント)は卵型植物の意味で「名は体を表す」の通りなのが面白い。

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コスモス 01,10,8(Mon)、
コスモスは和名で秋桜(あきざくら)と呼ばれているように、日本の秋を代表する花。シンプルで可憐な花は誰からも愛されている。ちょっと郊外に出ると休耕田一面に咲いていたり、河川敷がこの花で埋め尽くされている所がある。庄内川の川原にも毎年一面に咲き乱れ、コスモスの名勝になっていたが、昨年9月の集中豪雨で全部流されてしまい寂しかった。今年はどんな様子だろう。

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ネコジャラシ 01,10,7(Sun)、
子供の頃、学校の帰りに畦道でネコジャラシを見つけると、癖のように必ず取って振り回しながら帰った。友だちの首筋にくっつけて「ネコジャラシ〜」と言いながら遊んだり、穂をクルッと一巻きしてパイプのように口に加えて気取っていた。自然のものを遊びの道具にして育ったことを幸せに思う。狗尾草(エノコログサ)という名前を知ったのは随分後だった。

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カタバミ 01,10,6(Sat)、
花カタバミまたはオキザリスどちらでも名前は通っているかもしれない。道端でもカタバミの花はよく見かける。長年この花をオキザリスの中のボーヴィーだと覚えていたのに、花の本にボーウィアナと書かれている。耳で聞いただけで間違えて覚えてしまっていた。でも、この後もこの花を見るとボーヴィーと思ってしまいそう。

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フジマメ 01,10,5(Fri)、
オクラに続いて野菜の花、藤豆(フジマメ)。千石豆ともいわれてスーパーで売られているので、知らないうちにこの花の実を食べている事になる。エンドウ豆、インゲン豆などマメ科の花はどれも白、ピンク、紫のスイトピーのような可憐な花をつけるので、畑で咲いていると栽培目的の豆より花に惹かれる。

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キンモクセイ 01,10,4(Thu)、
毎年、金木犀(キンモクセイ)の香で秋の訪れがわかる。まだまだ暑い日があるのに、この花が芳香を放ちはじめると日も短くなり、いよいよ秋だと実感させられる。町の木なので町中いたるところで見る事が出来、散歩をしていても、自転車で走っていても、金木犀の香りに包まれているようで気持ちが和む。

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クジャクソウ 01,10,3(Wed)、
クジャクソウ、クジャクアスターと呼ばれているらしい。マリーゴールドやハルシャギクのこともクジャクソウと呼ぶこともあるようで、名付ける人の直感で決まるとすれば、みんなそれぞれクジャクの羽を広げたイメージがあるのかもしれない。この花は孔雀よりももっと清楚な、鶴や白鷺を思わせる優しさがある。

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ヤブラン 01,10,2(Tue)
ヤブラン(藪蘭)と言う名前からラン科だと思っていたらユリ科の花だそうだ。そう言えば、ユリと同じように花の後に黒い実のような種をつける。この花は丈夫なのか草の中に埋もれながらでも健気に咲いているのを見かけると気持ちが惹かれる。

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ノブドウ 01,10,1(Mon)
野葡萄(ノブドウ)は川岸や道端の木にからまっているのを見かける。夏に薄緑色の地味な花が咲くが、気がつく人が少ないかもしれない。小さな実は白、紫、青に変化して可愛い。葡萄と名前が付いているのに食用にはならなくて、虫のえさになって種が各地に散らばっていくのを想像するのは楽しい。