’03・3〜4月


 03・4・26 「かにえ国際交流友の会」は満10才です!
       
 
4月20日総会の後パーティを行い、日本人も外国人も大いに食べて、話に花を咲かせました。
                    「かにえ国際交流友の会」(KIFA=Kanie International Friendship Association)が満10年を迎えました。平成5年4月『「こんにちは」から始まる国際交流』をキャッチフレーズに発足し、華やかなものではなく、草の根の交流を目指した地道な会のあり方は、10年経っても当時のままです。設立当初の会長が「慣れない生活の中で頑張る外国人の力になれることはないだろうか。そんな素朴な気持ちからこの会が生まれた。」と言ってみえます。
 最近は外国人の犯罪がニュースになることがしばしばで、「外国人=悪い人」のイメージが出来るのはとても悲しいこと。また、お金を稼ぎ自国へ送金するだけが日本での生活としたら、それは日本人としては寂しい気がします。日本人ともっともっと話をする機会を持ち、いい思い出を作って帰国していただきたいと思っています。交流を深めるためのボウリング大会、ホームスティの受け入れ、生演奏でダンスをしたり歌ったり餅つきをして楽しむクリスマス会、外国料理の講習会も好評です。
 今後、この会が15周年、20周年を迎えることが出来るとしたら、その時は今より自然に街の中で「こんにちは」と、どこの国の人とでも
  
    お寿司の握り方を教わる
    スリランカの方。もへの寿
    司のご主人、ありがとう
    ございました。                     
  
  中国から企業へ研修に来                 ているのに、こま回しの曲            芸を覚えて帰るかも?            
挨拶を交わしていることでしょう。

挨拶をする藤田会長。
たくさん並んだご馳走  はすでになくなっているようですね。

 03・4・19 花のプレゼントと花便りをありがとう!
 丁度1年前、正子さんが引っ越される時に近所の人たちに残していかれたセントポーリアを私も一鉢いただきました。それが先日からきれいに開き始めたので、居間のテーブルの上へ位置を変えてやりました。今まで何度もセントポーリアを育てたことがあるのにあまりうまくいきませんでしたが、M子さんの置いていってくれたこの鉢は子孫まで残してくれました。そう、葉刺ししたものもうまく根付いて花が咲いたのです。一緒にもらった人たちはみんな枯れたというのにどうしたのでしょう。
 正子さんは日本の山のみならずネパール、スイスの山々もトレッキングに出かけているスーパーウーマン!今は名古屋・東山の坂道を毎日何度も降りたり登ったりで鍛えて、クラシックバレエ、エアロビクスもやっているとか・・・確か還暦はとうに過ぎてるはずだけど・・・・・ 
    
 先週のこの欄に、鈴代さん宅へ花蘇芳(はなずおう)の写真の撮影に行くことを書いたら、鈴代さんから「添付のけいこです」と牡丹と花蘇芳(はなずおう)の写真がメールで送られてきました。牡丹は「今が盛り」とばかりに満開!さすが「花の王、花神」と呼ばれるだけのことはあります。花蘇芳(はなずおう)の可愛い色を見て、今頃室生寺で石楠花と一緒に咲いてるかな〜と心が馳せます。鈴代さん、メールに写真を添付、完璧です。これからもお庭の花の写真を待っていますね。

 03・4・12 街の静寂の中に住む鈴代さん!
 
今は珍しくなった藁葺き屋根が老松を従えて風格を保ち、ドッシリと存在感を示していました。
手入れの行き届いた庭に優しい色のコケ、古い井戸、そして枝垂れモミジ・・・
この風情のある格子戸をくぐるとお茶室が・・・
私はお茶は苦手・・と言いながらも炉の前がとても似合っている鈴代さん。
 「灯台躑躅(ドウダンツツシジ)が咲いたので見に来ませんか?」とお誘いを受けて行ってきました、とオーバーに言うほど遠いところではありません。自転車で5分のところに藁で葺いた屋根、百年以上の松、井戸、茶室に通じる侘びた門、側には蹲(つくばい)があって・・・そんな異空間のお宅があります。
 瀟洒な現代風のお宅の前にあるのがこの年代を感じさせる藁葺き屋根の母屋です。中はひんやりしているかと思ったら、木のぬくもりから来るのか暖かい空気が流れていて、こういうのが「母屋」と言う言葉にふさわしいのだな〜と一人で感心しました。
 名古屋を本拠とする茶道流派のひとつ、松尾流の師範をされていた前当主を偲んで開催されたお茶会を、前日に済まされたばかりのところへ伺ったので、お茶室ばかりか由緒あるお茶道具や掛け軸まで見せていただけました。目と心の贅沢ですね。
 花の見物だけのつもりで伺ったのに、美味しいお抹茶と好物の「江南・大口屋のさんきら」まで頂きご馳走様でした。S代さんのさっぱりした話口調は、いつも時間に追われている私を癒してくれます。また花蘇芳(はなずおう)の写真を撮らせてくださいね。
               
                   見上げる程大きいドウダンツツジの木にこんな可憐な花が・・・
                   この写真はS代さんが撮影して私のHPに送ってくれたものです。
                   秋には真っ赤に色づくでしょうね。

 03・4・5 みんなイキイキ!ガールスカウト!
  ミャンマーについて話しを聞いたり、ミャンマー料理を味わうガールスカウトの会合にお邪魔してきました。今春からガールスカウトに入団予定の可愛い女の子たちも参加していて、子供から大人までなんとイキイキした雰囲気の会かしらと感心してしまいました。     

食事の始まりと終わりに「ポッポチャンのお家のまーるいお窓 ・・・」と歌っています。

ミャンマーの民族衣装を身に着けて可愛くポーズ。

盛装のレースの子供服。後ろの女性からミャンマーの話を聞きました。
 ガールスカウトは女性だけで活動している世界最大の社会教育団体だと言うことも今回はじめて知りました。1920年(大正9)にはすでに日本に設立され、現在では全国約7万5千人が活躍していて、特に決められた活動はなく「自己開発」「人とのまじわり」「自然とともに」の3つのポイントがあるだけで、自分たちでやりたいことを見つけて実行できるように計画を立て、活動しているそうです。しかし、それが簡単そうでも一番難しいことではないでしょうか?「ゆとりの時間」を与えられてもうまく活用できない子が多い中で、この日に見た子供たちは目で見たこと、耳で聞いたこと、手で触ったことを自分のものとして体現していくことが出来る人として成長していくように見えました。
 食事の始まりと終わりに「ポッポチャンのお家のまーるいお窓 まーるいお窓をちょっと開けて、いただきます。ポッポチャンのお家のまーるいお窓 まーるいお窓をちょっと閉めて、ごちそうさま。」とフリをつけて歌っていました。
この歌ひとつをとっても優しい子達が育つような気がします。

 03・3・22 4ヶ国語話せるネッチさん!
     4ヶ月のエリサちゃんを膝に。       ネッチさん、先日はブラジルの人のためにポルトガル語で書かれたゴミ収拾カレンダーを、今年のバージョンに直すのを引き受けてくださってありがとう!当てにしていた方が忙しくて引き受けてもらえず困っていたのを、赤ちゃんがいて大変なのに快く手伝って下さって、本当に嬉しかったです。    
 昨年の丁度今ごろ、母国のブラジルに長女のタミちゃんを連れて里帰りしましたね。大勢の兄弟(9人?)に囲まれて楽しい時間を過ごしたことでしょうね。日本の丁度地球の真裏、アマゾンへの入り口に当たるベレンが貴女の故郷。本当はElzinete(エリジネッチ)さんですが、

幼稚園から帰ったタミちゃんと。
親しみを込めてネッチさんと呼んでいます。
 フランス語、英語が堪能な上に今では日本語も大丈夫、子供さんにはポルトガル語で話しかけているので完璧にバイリンガルの子供さんになることでしょう。ブラジルで通訳ガイドをしていた時に、日本から観光で行かれたご主人と知り合って結婚。初めは日本の生活に戸惑いも多かったと思いますが、こんなに可愛いタミちゃんとエリサちゃに恵まれ、日本にも随分馴染んだことと思います。タミちゃんの七五三の写真、焼き増ししたものをお届けしますね、ブラジルのお母さんに送るときっと喜ばれるでしょう。

 03・3・15 子供への愛情人一倍の千秋さん!
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右4名が第四期服部フェローのメンバー。服部美恵子さん宅でオリエンテェーション。

引率者をボランティアで買って出てくださった千秋さん
  日本ルイジアナ友好基金(JLFF)は、1992年日本人留学生服部剛丈君の悲劇的な死をきっかけに設立され、日米双方のより良き理解とコミュニケーションを目的として、日本とルイジアナの高校生を対象に短期プログラムを実施しています。募集に応じて選ばれた人達はホストファミリー宅に滞在し、日常生活を通じて相手国の社会や文化を学ぶものです。
 昨年はルイジアナから4名の高校生、1名の引率者を迎えて5つの家庭でホームスティを体験していかれました。今年はこちらからルイジアナへ行く年です。第四期服部フェローとして募集に応募して選ばれた4名と引率者1名が、3月20日〜4月8日までアメリカの中でもディープサウスと呼ばれ、南部の誇りを持った地域と言えるルイジアナの雰囲気を肌で感じてくることでしょう。
 引率者の役目をボランティアで買って出てくださった千秋さん、本当にご苦労様です。「JLFFの留学スケジュールも決まり、ホームステイ先とも連絡をとったりして、いよいよって感じです。まだまだ情勢不安ですが、世界が戦争反対に向いていることに、期待したいと思います。」本当にそうですよね、ここで戦争が起これば今まで準備していたことが水の泡!一度戦争が起きればその地域だけのことではすまないのが今の世界ですものね。
銃規制どころではなく核規制をしなくてはならない困難な世界情勢です。
 今回で9回目のアメリカへ生徒を引率するベテランですから心配はしていませんので、貴女自身もおおいに楽しんできてください。そう言わなくてもどこでも楽しめるのが貴女ですね。帰ったらお土産話を楽しみにしています。

 03・3・8 「山帰来餅」を教えてくれた花ちゃん!
                         数年前、花ちゃんが手土産に持って来てくれた口当たりの良い生麩菓子の「山帰来餅」(サンキライモチとかサンキラモチと言う)。こしあんを包んだ生麩の歯ごたえがとても新鮮で驚き、一度で大好きになりました。
 その時は「サンキラ」という音だけが頭に残って植物の葉とうまく結びつかなかったけれど、これはサルトリイバラ(猿捕茨)とも言う、とげのあるつる性の植物だったのですね。
 花ちゃんは茶道をずっと続けているのでお菓子、会席料理に詳しいのは当然と思っていましたが、それは元より花から木まで植物の名前を本当によく知っているのには驚きます。私は興味があるけれどすぐに忘れてしまいますが・・・一緒に出かけて変わった花や木々の名前を聞くとスラスラ出てくるので、思わず尊敬の目で見てしまいます。
 茶道が得意な反面、テニスが趣味で運動神経のいい貴女が昨年の秋、自転車で転び足を骨折!松葉杖姿で入院生活を強いられているのはとても辛いことでしたね。
 それも順調に回復しているそうなので暖かくなったら是非、同級生の会「メルヘン」のメンバーと奈良か京都へ出かけましょう。3年ほど前に浄瑠璃寺、岩船寺へ行って以来一緒に遠出していないのでは?桜の季節も間近に来ています、早速計画を立てましょう!

 03・3・1 明るいベトナムの留学生・ハンちゃん!
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生春巻きを作って見せているハンちゃん


2種類の生春巻きとタレ、揚げ春巻きもとても美味しかった!!
     先週の日曜日(2月16日)「かにえ国際交流友の会」でベトナム料理講習会を開催した時、友達の紹介で静岡から講師として招いたのがハンちゃんです。NGO THI BICH HANH (ゴ ティ ビック ハン)さん、ベトナム・ホーチミン出身の留学生、静岡英和学院大学短期大学部現代コミュニケーション学科2年生です。
 「ベトナムに帰ったら日本語を教えて、通訳にもなりたいです。ベトナムは雑貨のお店が沢山あって、毎年大勢の日本人お客様が来ます。それに、ホーチミンは楽しくて安いところです。私は日本語能力試験1級に合格しました。これからも日本語を一生懸命勉強して、日本の方がベトナムへいらっしゃったら、いろいろなところを日本語でご案内したいです。来年帰国します。日本人のお客さんがべトナムに来るのを楽しみ待っています。」これはハンちゃんからのメールの一部。このように完璧な日本語を読み書き出来、もちろん流暢に話せます。日本語能力試験1級はよほど頑張らないと合格することは出来ないはず、とても頑張り屋さんなんでしょうね。
 その上、何よりもすごいのは彼女の飛び切り明るい性格!どんな人でも初対面で違和感なしに彼女と友達になれそう、と言うよりも彼女から周りにいる人をどんどん巻き込んで行くようなエネルギーやオーラが溢れ出ているような・・・・。貴女のおかげでベトナムがずっと身近に感じられるようになり、ベトナムに行った時、素晴らしい日本語の先生か通訳になっているハンちゃんに会うのが楽しみになりました。

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