

《エクス・アン・プロヴァンス、ニーム、アルル、
レ・ボー・ドゥ・プロヴァンス、アヴィニヨン 》
プロヴァンス地方と言えば芸術家が街の中を闊歩して、カフェテラスでお茶を飲んで、きっと流れている空気も違うのでしょう!そう思っていた私の期待は裏切られませんでした。自然は素晴らしく、歴史は重く、そして芸術が息づいていました。 |
エクス・アン・プロヴァンス
街の中

ミラボー通りのプラタナスは、カフェを訪れる人々に憩いの場所とゆっくりした時間を与えてくれる |

朝市で見かけたオリーブの漬物は種類の多いこと!フランス料理にオリーブの実は欠かせないことがわかる |
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サン・ソヴァール大聖堂 |

17Cの建造物・エクスの市庁舎 |

市庁舎の鐘楼はからくり仕掛けの時計 |
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セザンヌの家

家の外では学生達が先生の講義を聞いていました |
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壁をはう蔦も100年前からのものでしょうか? |
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セザンヌが好んで描いたサント・ヴィクトワール山 |
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ニーム
ニームへ行く途中、ローマ時代の水道橋ポン・デュ・ガールPont du Gardへ。
ニームへ水を運ぶための水路の途中にあり、古代ローマ時代・紀元前19年頃に造られた。
世界遺産に登録されている。

アーチ橋のポン・デュ・ガールは長さは275メートル、高さ49メートル、壮観です! |
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横から見ると三層構造の石造であることがよくわかる |

橋の下に流れるガルドン川、紀元前から変わらず流れているのでしょうか? |
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こんな可愛い花が川のほとりに・・・ |
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ポン・デュ・ガールの後、ラングドック地方とプロヴァンス地方の境にある南仏ガール県の中心ニームへ
アルル
ゴッホの『アルルの女(l'Arlésienne)』で知られるアルルへ!
ゴッホの描いた風景の跡に立って、絵の中に自分が入ったような感動を味わいました。

「夜のカフェテラス」 |
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「洗濯女のいる
テングロウ橋」 |
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「アルルの
精神療養院の内庭」
ゴッホはサン・レミにあるの精神療養院・セントポール病院に入院、中庭の風景を数枚描いている
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アルルはニーム同様、ローマ遺跡だらけの都市。

2000年前に作られた闘技場は今も闘技場として使われている |
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どっしりとした石造りで時代に耐えた風格がある |

闘技場隣の野外劇場跡も照明や音響設備がありコンサートの準備が進められていた |

市庁舎前リピュブリーク広場 |
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レ・ボー・ドゥ・プロヴァンス
切り立った岩山を意味するレ・ボーは
人口約500人でフランスの市町村の中でもかなり小さい町。
太陽とこの地方名物のミストラル(乾燥した冷たい風)に吹きさらされて
風化が進んでいるレ・ボー城に登りました。


城塞からの眺めは素晴らしい!眼下はオリーブ畑と白い岩山 |

頂上の古い教会 |
教会の中は三位一体の前の様式 |

名物のクッキー、それにしてもちょっと大きい! |

蝉の形のお土産、フランスで蝉が居るのはこの地方だけらしい |
アヴィニヨン
「アヴィニヨンの橋の上で」で歌われているアヴィニヨンの街、
フランス王とローマ法王庁の対立によって1309年に教皇クレメンス5世が
アヴィニヨンに滞在することにとなり、68年間法王庁が存在した歴史的都市。
未だに中世の雰囲気を残して、世界遺産に登録されている美しい街。
法王庁宮殿

七ヶ国語の無料テープガイドが用意されていた、もちろん日本語も!

ローヌ河にかかる「サン・ベネゼ橋」昔は22のアーチをもつ立派な橋だったが、今は4つのアーチとサン・ニコラ礼拝堂を残すのみ |

ローヌ川対岸から見た法王庁宮殿、まるで要塞のような堂々とした建物 |

法王庁宮殿の正面、この前に大きなパレ広場があり、イベントも催される |

ノートルダム・デ・ドン大聖堂、その頂きに聖母マリア像が金色に光っている |

宮殿内は調度、家具類は全くない。フランス革命時に天井のフレスコ画までもはがされて売られ、現在はその1部が残っているだけ |

法王庁出口で、法王庁衛兵と!
でも、衛兵としての意味はあるのでしょうか?観光客へのサービス? |
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アヴィニヨン演劇祭
日程が演劇祭にぶつかったため、アヴィニヨンで泊まる予定がニームになったけれど、
演劇祭で賑わう雰囲気を味わえただけでもラッキーでした!

壁に窓が描かれているだまし絵、何かストーリーになっているような? |
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街のいたるところで自分達の演劇の宣伝やパフォーマンスが
行われていてまさしくお祭り!私達もあちこり見て歩き楽しみ
ました。大阪から来ていたパフォーマンスの二人、良い経験を
積んで帰ったでしょうか?
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