季節の花と共に

01,10,15〜16

ヒメジョオン 01,10,31(Wed)
道端に咲いている姫女苑(ヒメジョオン)が、雨の中から真白に浮き出ていた。車から降りてカメラを向けたが、きれいに撮れる自信はなかった。太陽の光がなかったのに、白さがはっきり出ていて嬉しい。白い花びらは細くて花芯の黄色とお互いに引き立てあっている。

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黄色コスモス 01,10,30(Tue)
コスモスの群生が各地で見られるこの季節、その中に最近このような黄色のコスモスを見る事がある。10月16日に載せたキバナコスモスとは違い、既存のコスモスから改良されて出来たのが黄色コスモスだそうだ。黄色なのに派手さがなく、透明感のある柔らかい黄色がピンクや白のコスモス同様、優しい気持ちにしてくれた。

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フウセントウワタ 01,10,29(Mon)
私にとっては昨日に続いて珍しい植物、風船唐綿(フウセントウワタ)。花は白くて小さく可愛いが、果実がなんとも不思議な大きい風船状で、トゲトゲがあるが柔らかくて痛くない。初めて見た時「なにこれ?」と思わず笑ってしまったほど愛嬌がある。風船の中は綿のようなものが種を包んでいるそうなので、しばらくしたら見に行こうと思う。

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ヨウシュヤマゴボウ 01,10,28(Sun)
最近よく見かけて気になっていたが、大きくて赤い葉の中に黒っぽい実をつけた木が友人の庭を席巻しているのを見て驚いた。実をつぶすと真っ赤に手が染まるような汁が出た。インキ草と通常呼んでいるそうだが、正式な名前は洋種山牛蒡(ヨウシュヤマゴボウ)、英名がインク・ベリーと言うのは面白い。子供の頃にこの実を知っていたら、赤い色水が簡単に作れて遊べたのに、とちょっと残念!

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ルリヤナギ 01,10,27(Sat)
高原に咲くヤナギランと同じように葉が柳に似ていて、花はベルの形で下を向いて咲き、淡い紫色と中心の黄色が可愛い。生け花によく使われるので、おなじみの花かもしれない。この花が植わっていた畑の持ち主から、名前を知らないからわかったら教えてと頼まれた。花の本を見ていたら偶然見つけたので、明日にでも伝えに行かなくては。でも畑にいるかしら?

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ジュズダマ 01,10,26(Fri)
9月頃、道端で緑の実を一杯つけた数珠玉(ジュズダマ)を見つけて、しばらくしてから撮りに行ったら刈られていた。ガッカリと言うよりより、もう今年は撮れないかも知れない、とショックだった。ところが灯台下暗し、友人の庭に大きな株があり、白や黒に光った玉をつけていた。子供の頃、糸に通してネックレスを作ったり、もちろんお手玉の中にも入れた。友人が切ってくれたので、テーブルの上の花瓶の中で今も輝いている。

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セトクレアセア 01,10,25(Thu)
ムラサキツユクサだと思っていたらセトクレアセア・プルプレアと言うのが本名らしい。とても覚えれそうに無い。ツユクサの仲間には間違いなく、ムラサキツユクサは花だけが紫、これは葉も茎も濃い紫、花は可憐なピンクでどこで見ても目が行ってしまう程可愛い花。太陽と水が好きらしく、太陽がが出ていないと花も葉もしぼんで見える。つり鉢に入れて部屋に飾りたいが、お日様の下でないと育たないだろう。

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ピラカンサ 01,10,24(Wed)
春、真っ白に小花をつけているが、秋にはこんなにびっしり実をつけ、重さで枝が垂れるほどたわわに実る。冬になってもまだ赤く実が残っていたりするので、鳥も食べないほどまずいのかな、といつも思っている。ピラカンサスだと思っていたが「ス」はいらないようだ。和名は常盤山査子(トキワサンザシ)で、黄色い実をつけたものも見る事がある。

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ホトトギス 01,10,23(Tue)
この花の斑点模様が、鳥のホトトギスの胸にある模様に似ている所から名前がついている。雄しべや雌しべにまで斑点模様があるところが面白い。ユリ科の植物なのに色合いが地味で、山野に自生していると見つけられない保護色のような花。茶花として愛されているのがわかる。山歩きをしていてこんな花を見つけたら、疲れが吹き飛びそう。

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イヌタデ 01,10,22(Mon)
きっと誰でもした事だと思うが、ままごとで花をほぐして赤飯に見立てて遊んだ。イヌタデが正式な名前でアカマンマは子供だからそんな呼び方を勝手にしていたんだと思っていたら、それも別名として通った名前だと知った。役に立たない事からイヌの名前が付いたそうだが、ままごとには貴重な花だった。今でも道端で見かけると懐かしい。

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アケビ 01,10,21(Sun)
先日新聞に「アケビの実たわわ」という記事が載り、早速撮りに行ったら公共施設のフェンスや電柱にツルが巻き付いていた。雑木林で育つアケビが身近な所にあるのには驚く。アケビは自分の花だけでは実をつけないので、2本の木があり、2種類の実のうちの一つを食べてみた。赤紫に熟した実の種子のまわりの白い部分は甘くて美味しかったが、種をかじった友人は苦くて閉口していた。アケビを食べたのは初めて。

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四季咲きベゴニア 01,10,20(Sat)
普通ベゴニアと言っているのがこの四季咲きベゴニア。近くの駅前に大きな丸いボールの形に作られた、この花のハンギングバスケットがいくつも吊り下がっていてきれいだが、写真に撮ると期待通りにならない。高いところにあるものを下から写す難しさだろうか?挿し木でも簡単につくが、細かい粉のような種が知らない間にこぼれて、隣の植木鉢からも芽を出す事がある。

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アベリア 01,10,19(Fri)
街路樹や生垣に使われてどこででも見る事ができるけど、意外と名前を知っている人は少ないかもしれない。あまり人の気に留まらない花だろうか。この花が初夏に咲き始めると、夾竹桃と同じで夏の到来を感じて嬉しくなる。少し匂いがするが良いにおいと思う人と、あの木のそばを通ると臭くてイヤ、という人がいる。人間の好みの妙。アベリアは花園衝羽根空木(ハナゾノツクバネウツギ)とも言うらしい。

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ダリア 01,10,18(Thu)
ダリアほど形、大きさ、色の豊富な花も無いかもしれない。直径30cm以上のもあり、色は青以外はすべてあるように思える。丸くて可愛いポンポンダリアに代表されるように、八重でふっくらしているイメージがあるが、一重のもあるようで本当に多種多様な花。新種の花が席巻している中、ダリアという名前が懐かしいものに聞こえてしまう。

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トウモロコシ 01,10,17(Wed)
子供の頃、夏休みの宿題にトウモロコシの皮やひげを使って人形を作った事がある。その頃、誰かにひげは実の数と同じと教えて貰った。育ったところでは、トウモロコシと言わずにコウライと言っていた。地方によってトウキビ、ナンバンともいうらしい。「トトロ」のメイがトウモロコシと言えず、トウモコロシと言っていたのはほほえましかった。

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キバナコスモス 01,10,16(Tue)
キバナコスモスは橙黄色で、以前から街中でも郊外でもよく見かけるが、新種の黄色コスモスとは別のもの。高山市から西へ乗鞍岳・安房峠へ向かう道路脇に約40kmもの区間、キバナコスモスがオレンジの花の帯を作っているとか。昨冬、朴の木平へスキーに行った時、雪で埋もれて真っ白だった辺りが、今はオレンジ色に染まっていると思うと楽しい。